湿疹・じんましん

湿疹とは

湿疹とは外因的・または内因的な原因により皮膚に炎症が起きる疾患を指し、赤み、かゆみ、水ぶくれなどの症状が現れます。
アレルゲンや摩擦や乾燥といった物理的刺激、薬品・化粧品などの科学的刺激など様々な原因から引き起こされ、アトピー体質の方や皮膚機能の弱い方にも多くみられます。
アトピー性皮膚炎と鑑別するために血液検査を行うこともあります。

湿疹の原因

体の外部からの要因による湿疹

接触皮膚炎
化粧品、洗剤、金属、ゴム、植物などによる刺激が原因となる

アレルギー性皮膚炎
食べ物、花粉、ダニ、動物などによるアレルギーが原因となる

体の内部要因による湿疹

アトピー性皮膚炎
遺伝的要因やアレルギーが原因となる


乾燥性皮膚炎
皮膚の乾燥が原因となる


汗疹(あせも)
汗の蒸発がうまくいかず、皮膚が炎症を起こす


脂漏性皮膚炎
皮脂の分泌が過剰となり、皮膚が炎症を起こす

湿疹の治療について

原因が特定できる場合は、その原因を取り除くことが重要です。
例えば、接触皮膚炎の場合は、原因となる物質に触れないように注意します。

また、アレルギー性接触皮膚炎の場合は、原因となる物質の検査を受けて、再発を防ぐために対策を立てます。

湿疹の症状を悪化させないために皮膚を掻いてしまわないこと、皮膚を清潔に保つことが大切です。

じんましんとは

蕁麻疹(じんましん)は、皮膚の一部が突然赤く盛り上がり、数十分から1日以内には跡形もなく消える皮膚の病気です。強いかゆみを伴うことが多いですが、原因ははっきりしないケースが多々あります。
皮膚の血管の近くにある「マスト細胞」から、ヒスタミンなどの成分が放出されることで起こります。この成分の働きによって血管が広がり、血液中の液体成分(血漿)が周囲に漏れ出すことで、皮膚がぷっくりと腫れ上がります。

蕁麻疹の原因は、大きく分けて「アレルギー性」と「非アレルギー性」の2つに分けられます。

じんましんの種類と原因

アレルギー性じんましん

食べ物、薬、花粉、ダニ、動物、金属などの「アレルゲン(原因物質)」に触れたり、体内に吸い込んだり・摂取したりすることで起こります。

  • 食べ物:卵、牛乳、小麦、エビ、カニ、ピーナッツ、そば など
  • 環境・その他:花粉(スギ・ヒノキ等)、ダニ(ハウスダスト)、動物(犬・猫等)、金属(ニッケル等)
  • :抗生物質、解熱鎮痛薬、抗がん剤 など

アレルゲンが体内に入ると、体の免疫システムが過剰に反応し、「ヒスタミン」などの化学物質を放出します。このヒスタミンが血管を広げて水分を漏れ出させるため、皮膚が赤く腫れ上がり、強いかゆみが発生します。

非アレルギー性じんましん

非アレルギー性蕁麻疹は、アレルギー性蕁麻疹以外の原因で起こります。
原因として、感染症(風邪や胃腸炎など)、物理的な刺激(摩擦や寒冷、日光など)、精神席なストレス、薬の副作用などがあります。

じんましんの治療について

じんましんの治療は、原因を特定して原因をできるだけ避けることが重要です。しかし、じんましんの90%以上が原因不明の特発性で、アレルギー性は5%程度といわれています。

アレルギー性蕁麻疹の原因が特定できた場合は、原因となるアレルゲンを避けることで、症状を予防することができます。
また、かゆみを抑えるため、抗ヒスタミン薬やステロイド薬などの薬物療法が行われます。

治療の基本は抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬の服用となります。じんましんが出た際に早めに服用することで、症状を軽減することができます。

※重症の場合は点滴治療を行うこともあります。

じんましんを悪化させないために

  • ストレスや疲労を溜め込まないようにする
  • 十分な睡眠をとる
  • 飲酒や喫煙を控える
  • 激しい運動は控える
  • 気温の変化に注意する
  • 原因となる食べ物や薬を避ける
  • 内臓疾患の治療を行う

Reservation